日本造船学会海洋環境研究委員会では、自然環境と人工構造物の調和を目指して、海洋構造物や水質改善装置など小スケールの流れと拡
散の解析が可能な3次元モデルと内湾程度の小規模から数100km程度の中規模スケールの海洋モデルを結合した新しい数値モデル(MEC
モデル)の共同開発を行ってきました。このたび流動モデルが一応の完成をみましたので、その内容と計算結果の説明を以下のワークシ
ョップにて行います。出席者には、プログラムソースおよびテキストを実費にて配布いたします。また、このモデルが適用可能な問題や
将来への拡張などについてもできるだけ相談に応じますので、多数の方の参加を期待します。
主催 日本造船学会海洋環境研究委員会
日時 平成12年11月30日(木) 午前9時30分 〜 午後5時
会場 東大工学部3号館31号講義室
参加費 3,000円(FDとテキスト代を含む)
1.開会の挨拶
藤野正隆(東大新領域)
2.趣旨および経過説明
経塚雄策(九大総理工)
3.「入れ子手法による黒潮と日本沿岸のモデル」(招待講演)
福田 久(地球フロンティア)
4. MECモデルの応用例
1)静水圧モデルとFull-3Dの比較 木下嗣基(東大新領域)
2)Variable Version(五ヶ所湾)
殿城賢三(東大院)
3)Variable Version(大村湾)
濱田孝治(九大総理工)
4)Nesting Version(大村湾) 豊田聖史(東大院)
5.MECモデルの解説
1)Variable Version
1-1 Full−3D
殿城賢三(東大院)
1-2 静水圧モデル 濱田孝治(九大総理工)
1-3 モデルの接合
濱田孝治(九大総理工)
2)Nesting Version
豊田聖史(東大院)
6. プリ・ポスト解説およびデモ
1)プリ処理 谷 泰寛(阪府大院)
2)ポスト処理 戸田保幸(阪大工)・檜枝俊輔(阪大院)
7.今後の計画とユーザー会 佐藤 徹(東大工)・多部田茂(東大新領域)
8.閉会の挨拶 馬場信弘(阪府大工)